2026年3月3日、ひな祭りの夜。この日は皆既月食の日だった。
ニュースでも話題になっていて、久しぶりにしっかり観察してみようと思っていた。ところが数日前からの天気予報は、なかなか厳しい。北海道の空はどうやら雲が多そうだ。
ニュースでも話題になっていて、半年久しぶりにしっかり観察してみようと思っていた。ところが数日前からの天気予報はなかなか厳しい。北海道の空はどうやら雲が多そうだ。Facebookで連絡をくれた方もいる。もし観察会をするなら一緒に参加したいって。ところがうちの学校は学年末試験の前日。
データを送っていただいたポスターの掲示などはしたものの、「観察会を実施します!」なんてことを簡単に言い出すことができない雰囲気。
ということで、ダッシュで帰宅してから空を見上げてみた。確かに強烈な曇。ただ、こういうときは、少し粘るのが大事だ。
しばらくすると、雲の合間に月が見えた。完全な皆既になる前、少しだけ欠け始めた月。18時33分。

ほんの短い時間だったけれど、確かにそこにあった。「ああ、ちゃんと始まっているんだな」と思うと、それだけでちょっと嬉しい。
急いでカメラを向ける。なんとかそれなりの姿を撮影することができた。
そのあと、月はまた雲の中へ。皆既になって赤銅色になる姿までは、残念ながら見ることができなかった。ただ、雲の向こうには色は見えていた。ただ、写真もこれ以上は難しそうだ。
まあ、こういう夜もある。
ふと思い出したのは、若いころの自分。
もし昔だったら、天気のいい場所を探して**苫小牧あたりまで車を走らせていたかもしれない。**雲の少ない場所を目指して、夜の高速を走る――そんなことも平気でやっていた。今回もどうやら苫小牧だと晴れ間があったらしいから。
2012年5月21日の金環食の時なんて、和歌山まで遠征したからな・・・

でも今日は、家の前で空を見上げていた。それが良いとか悪いとかではなく、
「ああ、少し年齢を重ねたのかな」と思う。
それでも、雲のすき間から見えた欠けた月と、なんとか撮れた一枚の写真。
まあ、全部は見られなかったけれど、この夜の記録としては十分かもしれない。
月食は日食と違って、特定の場所だけで起こる現象ではない。地球の夜側にいる人なら、同じ月食を見ることができる。
次の皆既月食は約3年後。2029年1月1日に起こる。新しい年の最初の日に、また赤い月が空に現れることになる。もしそのとき空を見上げたら、日本だけではなく、ネパールでも同じ赤い月を見ている人がいるかもしれない。ここ数年の生活を考えると、この時期はおそらくネパール。
この年末年始も1月4日、ネパールのカトマンズで満月を見たもんな。何人もの現地の人たちもスマホを向けていたし。12月28日にはトカルパ村で綺麗な上弦の月を見られたんだよな。「めっちゃ綺麗ですね、寒いけど」って話をしながら。


3年後の皆既月食の時には、もう一緒に観察することは絶対にかなわないことになってしまったけれど、せめて村の人たちと観察会をできるといいのかもな・・・とか考えてしまった。
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