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Don’t you wonder sometimes ?

つぶやき 旅行記録

ボルネオ旅行記@終戦記念日

今回訪問した主な街はコタキナバルとサンダカン。前回、前々回と基本は同じです。ところが今回は運良くドライバーさんが色々と話をしてくださったので、ずいぶん勉強になりました。東南アジアなどには日本が大戦中に色々なことをしてきた歴史を学ばないといけないよなと痛感させられました。サンダカンに行った目的はパームヤシのプランテーションで野生動物たちが悲惨な状況になっていることを再確認するためでしたが、それ以上に「サンダカンの歴史」をおしえていただきました。

「サンダカン死の行進」というのは言葉として知っていましたが、戦跡などを訪れたのは初めてです。

「サンダカン死の行進」は、太平洋戦争末期の1945年にボルネオ島で起きた悲劇的な出来事です。

ざっくりまとめるとこんな感じです。

  • 日本軍が設置したマレーシア・サンダカン捕虜収容所の捕虜たちを、約260km離れたラナウへ移動させた強制行軍。
  • 連合軍の空襲を避けるため、密林や湿地などの険しい道のりを通った。
  • 捕虜たちは熱病と栄養失調で弱った状態で、約30kgの荷物を背負わされた。
  • 食料の支給も不十分で、カタツムリやカエルを食べて飢えをしのいだ者もいた。
  • この行進により、捕虜や日本兵を含め8000人以上が死亡したとされている。
  • 戦後まで生き延びた捕虜はわずか6人だったとの報告もある。

2023年、日本軍人の遺族と元捕虜の遺族らが初めて合同で慰霊祭を開き、和解と癒やしを探る試みが行われましたが、色々話を聞くと、なんとも後味の悪い気分になりました。

この出来事を、戦争の残酷さと和解の重要性を示す歴史的な教訓とする必要がありそうです。

この行進のスタート地点になった場所は、今も色々なものが残された状態で公園になっていました。不覚にも虫除けスプレーなしでサンダルで突入し酷い目に遭いました。大量の蚊です。追い払っても次々と足首周辺に群がり、足早に公園を脱出しましたが、他の同行者はそれほどでもなかったようです。血の問題かね??

その時に持っていた荷物は特になし。カメラのみ。でも暑くて大変でした。すぐに売店で水を購入して一気に飲み干しました。それほどお客さんが来そうにない売店でしたが、きっと外気温より10度くらいも下げた状態で営業していました。

今日、これを羽田ー札幌の機内で書いていますが、機内に持ちんだ荷物の総重量が約25km。今日は暑いし重いしだったので、駅までタクシーに乗ってしまいました、700円分。

そう考えると、サンダカンで捕虜の方たちはまさにそんな感じで、同じくらいの重さの荷物を背負って水もない、食料もない、虫除けもない状況で自分の意思で行動もできない状況で260kmも歩かされたわけですから想像を絶します。

戦争自体が狂気の沙汰ではありますが、このような命令を平気でできるようになるというのが本当に恐ろしいことだと思いました。

教えてくださった教会の方、ドライバーさんに感謝です。

前回宿泊したホテルの壁には死の行進の壁画か描かれていました。前回はなかったのでみてみると、こんな感じです。

サンダカンでは、「どっから来た?」って聞かれるたびに「すみません」という気分にもなったし実際に「すみません」という話もしましたが「今の日本人はみんないい人だから大丈夫」とも言われました。なんだかなぁですよね。

これは中国人墓地や日本人墓地の前から見たサンダカンの旧市街と海の様子です。

そしてドライバーさんには「今日は長崎に原爆が落ちた日だな」とも言われて、戦争はダメだよなって話をされました。

日本はどうでしょうね?防衛費防衛費ってなんか結局色々間違ってるよなという気分にしかなりません。広島県出身の首相でちょっと今までと違う動きでもするのかなと思いましたが全然ですしね、辞めるらしいし。

本当に色々真剣に考えないとダメな状況なんだと思います。日本だけじゃなくて世界中がなのですが、若者たちは日本がどんな状況になっているのかも色々みてみないとわ狩らないでしょうからね。自分の目で見てみないとダメなのですよね。

とはいえ、せっかくサンダカンに来たので、今回も海の近くの市場を覗いて食堂でちょっとだけ。なぜならホテルで朝食を食べてしまったし、この後すぐにドライバーさんと待ち合わせをしているからなのですが、市場内を自由に徘徊している痩せた猫を見ると、チキンでも食べてその一部をあげようと思ってしまうからなのですw。台湾に行った時には今度チュールを持って歩かないとなと思ったのに忘れてきているので、現地調達なんですw。

チキンとエビで100円くらいです。めちゃくちゃ美味しかったのですが、予定通り衣の部分を外して猫に少しあげました。喜んで食べていますが、他の人たちもとにかく寛容で、かならぅといって良いほどおこぼれをあげるんですよね。

衛生面とかの問題もあるのでしょうが、うまくやってるなという印象は非常に強いです。夜になるとでかいネズミたちが大量に徘徊していますから、猫たちの本業もあるはずなのですが、そこはどうなんでしょうね?

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