千歳時代にはよく通ってマニアックな魚を売ってもらっていた店に久しぶりに行ってきました。すっかり認知されていませんでしたが、ラッキーなことに「ネズミサメ(モウカサメ)」が売られていました。頭部はこんな感じで飾られています。

残念ながら心臓は売られていなかったのですが、肉は大量に売れ残っている状況でした。肉厚で白身より、激烈低脂肪で高タンパク質。新鮮であればニオイ(Netではアンモニア臭がひどい的な記述も散見されますが)も何もなく、工夫次第で色々な調理を考えつきます。

定番はムニエルとフライですが、昨日は「シーチキン風」に加工してみました。
ニンニク、ローリエ、黒胡椒とオリーブオイルさえあればできるはず。そしてこれがなかなか美味しいのです。本物のマグロで作ったものとは違って、身が離れにくくはありますが、味的には問題なし。
別にマニアック食材ではなくすり身や蒲鉾などには普通に使われています。でも「塊」として見ることがあまりないんですよね。「ヒレ」だけを利用するのではなく、身をうまく利用する方法を工夫したらいいよなと思います。
ただ、生態系的には完全に上位ですから「生物濃縮」問題はあるでしょうね。日常的にサメを食べるのはあまりないでしょうが、メチル水銀の含有量はダントツですね。

いずれにしてもせっかく獲ったならうまく活用できる方が良いですよね。水銀量だとカジキの類もなかなかですよね。

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