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ウオノエ Get!

サメを購入した店で、イラコアナゴを購入しました。巨大個体を二匹です。これ、北海道だと「クロハモ」と呼ばれていて、世界遺産に含まれる「羅臼町」の道の駅では「クロハモどん」ってのがあるんです。甘辛のタレにつけて蒲焼風に焼くのですが、本家アナゴやもちろんウナギとは全然違って、脂が乗りまくって最高に美味しいのです。

それが目の前に二匹あるのでもちろん二匹とも購入しました。

捌いてタレにつけて準備をしましたが、1匹目にして狂喜乱舞。魚は極力「頭部」がついたまま購入するのですが、今回は一匹目の口の中にでかいウオノエが一匹。強烈なインパクトです。これが舌に張り付いて栄養分を横取りしているんですから不快感は相当なものですよね。

その前にどのような経路で口内にたどり着くのかが気になります。「宿主が死んだら離れる」という記述がありますから、それが次の宿主につくことになるはずです。口から入ると食べられるのでエラから入るのだと思いますが、その動画を見てみたいものです。

以前も書いたのですが、もう一つ不思議なのがこの浮袋。グアニンと思われるこの銀色の光沢。

調べてみるとこのグアニンは
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20181119/index.html
こんな感じで色々面白い展開がこのあとありそうです。

エタノール液浸標本にしている時に見にきていた生徒が「これ電流流れるんですかね?」って聞いてましたので、色々やらせてみようかなと思います。

普通の包丁の上に置いて、指で少し押しつぶしたのがこの状態です。もう気になる以外の選択肢のない「金属光沢」ですよね。

あとはこの鱗の模様です。本物のアナゴの鱗やウナギの鱗とは全然違うこんな感じ。

ただ、鱗感はまったくありません。ヌルヌルです。

今回も色々楽しませてもらいました。もし、店で見かけたら購入してみてください。かなり面白いし美味しいですからね。この胆嚢を見てもよくわかります。これを見るだけでも十分価値のある感じですよね。

下の方から伸びている白っぽいのが浮袋とその中のグアニンの塊です。

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