イネ科の植物は、植物図鑑の中ではバラ科と双璧を成す巨大勢力。でも、イネ科の植物は残念ながら花が地味すぎてなんとも印象の薄い仲間でもあるんです。
今話題の・・・もう話題も終わりかもなと思っていたのに別な米問題が生じそう・・・という日本人の主食のお米もイネ科、なんか大丈夫かよという主張をして勢力拡大を成したグループのメロンパンの原料である小麦もイネ科ですよね。北海道では「ヤングコーン美味しいのに収穫しないなんて持っていないよね」といわれるトウモロコシもイネ科です。牧草も多くはイネ科ですから、簡単に言えば人間の生活とは切っても切れない関係です。



そんなイネ科の代表であるイネ。ただでも目立たない花の開花時間は午前中の数時間のみ。なので写真の収めるのもなかなか上手くいきません。今回ちょっとチャンスがあってこんな感じの写真までは撮影できました。
ちなみに、色々な品種があるのですが、最近人気の「田んぼアート」には色々な品種が使われています。種子の色もそうですが、今回見てみると白っぽい葉の部分はまるで斑入りのような感じの葉なんですね。収量や味的にどんな種子ができるのか気になりますが、今回は花が見られたことで満足してしまいました。


ちょっと今度はもう少し近くの水田を覗きに行ったら良いんだなという気持ちになりました。上手く写真に収めたいのは雌しべの根元部分なんですよね、自然な形での。そのためには開花してすぐに見る必要があるんです。この気温なのであとはタイミングの問題もありますねぇ。

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