やー朝から、それも3連休という暦なのに土日が出勤という悪夢のような状況・・しかも友人たちが冬キャンに行っているのも知っているというメンタルやられそうなまま、さらに喰らうよなってなるに決まっているのに、「3連休最終日」の朝からこの映画観てきました。

パレスチナ問題が強烈に深刻なことはわかっているつもりでしたが、「そんなの薄っぺらすぎる」と感じさせられるドキュメンタリーでした。
1. 領土:西岸地区、ガザ地区、東エルサレムの帰属
2. イスラエルの入植地:西岸地区におけるイスラエルの入植活動
3. エルサレムの地位:両者が首都と主張
4. パレスチナ難民の帰還権
5. 安全保障問題
あたりは分かっていたつもりなのですがまあ酷すぎます。でも、主人公の二人が、パレスチナの青年とバーセイスラエルの青年という「対立する立場」であるにも関わらず、熱い友情を作り上げていくという内容でした。
圧倒的に不当な理由で「衣食住」を奪うどころか、ダムにコンクリートを流し込むなど基本中の基本すら成立させない論理や、それを平然と実行できる精神構造、さらにそんな奴らを「手引きする」男がいて、イライラしかありませんでした。
でも、信念があるって強いんだなとも思わされました。全然次元は違いますが、自分も不当に感じたり「手引きする男」がチラチラしたりしますが、それに屈することなく正しい道に進まないとダメだなぁと思いました。
前回の映画で「点子ちゃん問題」がありましたが、今回は「ガソリン価格問題」が自分の中で課題です。「緑と黄色の看板」に表示されているガソリン価格なのですが、自分はてっきり「レギュラーとハイオク」に変換してみていました。でも途中で「車のナンバーは人種によって黄色と緑に分けられている」という話が出てきたのです。「なにーということはガソリン価格も違うんだな、パレスチナの人はどんな価格設定にしてるんだろう」と気になり次のチャンスを待っていましたが、もう2度とガソリン価格が表示されることはなかったのです。
もう一度見にいくのか・・・いや悩む。もうすでに観て分かった人がいたら教えて欲しい・・・
いずれにしてもこの映画、もっと色々な人が見るべきだと思います。そして、自分たちは一体何をできるんだろうと考え込んでしまう内容でした。

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