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実験 観察 教材

色が変わる信号反応

インジゴカルミんとグルコース、それに水酸化ナトリウムを適当な濃度で混合すると、振り方や静置の仕方によって酸化や還元が起こって、インジゴカルミンの呈色の仕方が変化します。
緑←→赤←→黄色が周期的に変化するので信号反応と呼ばれています。

学校祭の取り組みで学校の紹介CMを作成しているチームが、理科室を紹介しようということになったらしく、それならということで「信号反応」を調べてきて動画撮影をということでした。

グルコースや水酸化ナトリウムはもちろんありますが、問題は「インジゴカルミン」があるのかということでした。薬品庫を全て確認しましたが在庫なし。痕跡すらなし。

ここで諦めないのが中高を併置しているうちの学校の強み。高校校舎に行って薬品庫を確認すると、ありましたインジゴカルミン、C16H8N2Na2O8S2というまあ覚える気も失せるような化学式ですが、ま、簡単に言えば青色系の色素です。

このインジゴカルミンが還元されると黄色ですが、酸化されると赤になり、より酸化されると緑色です。それを静置しておくと還元糖であるグルコースに還元されて再び黄色に戻るという反応を繰り返すのです。

電子天秤が不調だったこともあって、きっちり反応が出なかったりで色々工夫しながら綺麗に動画を撮影できてみなさん大満足。

これをどのように編集していくのか楽しみですが、こんなことから化学に興味を持ってくれたらいいなと思います。
ま、なかなかわかるように説明できるとは思えませんが。

ちなみにこの実験、綺麗に撮影するには三角フラスコの方が良かったです。そして大きめな丸底フラスコで激しく振らなければいけませんから、そうなると「手が滑る」という問題があってさらに「破損」して「水酸化ナトリウムが飛散する」という図が見えてきますよね。どうせ長期保存するようなものではありませんから、ペットボトルでやるのがいいかもしれないなと思いました。

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