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虫たちはどんどんいなくなり

これまでにない位暑い北海道でしたが、やはり季節は確実に進むもので、すでに秋ってあったっけという感じ。先週の時点で雪虫を発見してしまい、ちょっとがっかりしています。雪虫が見られると本当に北海道では雪が降ってしまうのです。

そしてそうなると、ある意味厳しいのがFRの車です。四駆時代には、多少の雪であっても、十分注意したらしばらくはタイヤ交換しなくてもなんとかなりましたが、FRだとなかなかそうも行きません。先週の夕張では見事に駐車場の泥の路面で進めず、牽引してもらうという大失態を犯しましたのでw。

昆虫がどんどん見られなくなりますから、そうなると次に気になるのは紅葉・黄葉です。

葉が色づくには2つのタイプがありますが、いずれにしても、葉の緑色の成分であるクロロフィル(葉緑素)が破壊されることによって起こります。

赤いタイプの紅葉は、クロロフィルが分解されて、新しくアントシアニンが生成されることで起こります。葉の老化といっても良い現象で、老化した葉が、エネルギーの無駄遣いでもありますから、葉柄の付け根の部分に離層というのができて、枝から切り落とされるのですが、その前に葉を守るためにアントシアニンが生成されると考えられています。

一方、黄色いタイプの紅葉は、クロロフィルが分解されることで別の色素であるカルテノイドの仲間の一つ、キサントフィルが見られるようになって起こります。 やはりキサントフィルも葉を強い光から葉を守るように機能しています。

10月1日に白老町で見た木の葉はちょうど雲海が始まった直後なので、紅葉・紅葉どちらの要素も兼ね備えているような面白い葉でした。きっと分解の途中でこんな感じに見えたのでしょうね。

しかし、そもそも紅葉・黄葉の進化的な機能はまだ研究の途中です。こういうところの研究ってあまり進んでいなかったんですね。時間を考えても一年のうちのわずかな期間しか検証できないので、研究対象としてななかなか大変なのでしょう。でも」面白そうだけどな・・・

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