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Don’t you wonder sometimes ?

つぶやき 空 鳥 雲

なんでも反対派って

喜茂別町で見たこの新しい風力発電のための巨大な羽根。こんな状態で置かれているのは初めて見ましたが、本当にでかいですね。正方形にするためには一枚の写真ではおよそ無理でした。

こんな大きな羽根ですが、バランスよく高効率で回転するようになっているんですね。でも、もちろん回転する時には風切り音が出るので、その低周波問題やバードストライクは皆無にできないでしょうから、問題だといえばもちろん問題です。

面白いなぁというかどうしたいのかなぁと思うのは、「風力発電は低周波とバードストライク問題があるからダメ」という人ってもちろん「原発?論外でしょ」というし「もう時代は化石燃料じゃないよね」とも言います。そして「太陽光発電はやっぱり廃棄物が出てきた時に絶対に問題になるよね」とも言います。確かにそうなんですよね。

で、じゃあ落とし所ってどこなんでしょうか、そういう人たちの。「じゃあ電気使うのやめな」っていうしかないんですよ、アドバイスは。

先日、中学2年生に「電気を全く使わないでどのくらい生活できると思いますか?」という問いを出したところ、北海道は胆振東部地震でブラックアウトを経験したという記憶があるために、なぜか「1週間はいける」なんて言ってしまいがちなのです。実際にはモバイルバッテリーがあって助かったなんて言ってしまっているから話にならないわけなんです。

もうどっぷり電気に使ってしまっているのですから、困ったものですね。自分は風力発電でいけるならいけばいいのにと思っています。風力発電路有効活用しているトップランナーではないかと思っている寿都町では、上手に町民への還流もしています。本当ならあの綺麗な景色を見ながら、風力発電で生み出した電気で充電する電気自動車用急速充電説部を作ったり、公用車をそんなところで充電して利用する電気自動車にしたら良いのにと思っていました。それでも近くを通るとブーンという低周波は確かに気になってはいたのですが、「近くに住まない」という究極的な選択肢がないわけでもないので(寿都町の場合)、工夫次第だよなと思っていました。

そして今、この写真を見て気がついたのは、え?やったなこれ、バイオミメティクスやんと気がついてしまいました。

2枚目の写真、ブレード部分に小さな突起物が列になってついているのに、たった今気がつきました。これ、フクロウの初列風切バネの構造の模倣ですね。これをつけることで、風切り音がおそらく大幅に解消されているはずです。フクロウって飛ぶ時にほとんど音を立てないのですが、その構造がここに反映されているのですね。どうして写真を撮った時に気がつかなかったんだろうということと、発電所が完成して稼働したら絶対に「音を聞きに行こう」と思いました。

反対派の皆さんもひょっとしてこのブレードの音を聞いて「あとはバードストライクだけだね」と言ってくるかもしれませんねw

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