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Don’t you wonder sometimes ?

実験 観察 教材

花火の原理

花火はもちろんですが、焚き火もめちゃくちゃ面白いですよね。人間が火を扱うようになってから色々なことがあったでしょうが、炎の色がさまざまに変化するというのはもう「大興奮」でしかありません。

花火には燃焼のための「酸素供給元になる」薬品が含まれていますから水中でも火が消えることはありません。でも、進度の関係もあってそんなことをやっている暇はないのです(これ冬やすみの講習でやったら叱られますかね?線香花火を作る実験とか)。

それでも、やはり炎色反応を外すわけにはいきません。色々理科室内を探索した結果「炎色反応実験キット」がありました。普通、炎色反応には「白金線」を利用します。これ、高校校舎にはあるのを知ってしまったのですが、一貫校舎にはありませんでした。でも、実験キットにはメッシュの細かいステンレス製の金網があって、それに薬品を滴下して炎色反応を見るようでした。使いっぱなしだったので、酸で洗って乾燥させて準備しておきました。

家にガスを始め「炎」の出る器具がないという人も多くて、なるほどなと思いましたが、逆に面白いことにはなるのでよしとしました。

たとえば塩化ストロンチウムを滴下して炎に入れると綺麗な赤い色が出てきます。今回は実験テーブルに薬品を固定し、班員がローテーションする形にしましたが、銅とストロンチウムに行きたくてしょうがなくなるのですw

でも、予想通り「塩化ナトリウム」で意見が分かれます。家にガスなどがある家では「絵、これ普通じゃん」となるのです。IHなどの加熱器具の家の子は「何が普通?」となるのです。このオレンジ色もナトリウムの炎色反応なのです。普通って言ってる子はおそらく料理の時の吹きこぼれなどを見て、暗に艶色反応経験済みなんですね。

さて、炎色反応の流れてプラスチックの話をしておきます。バイルシュタインテストです。銅線が必要なのですが、探索の結果「渦巻き銅線」を発見しました。でも開けてびっくり・・・捨てておけ。

または切っておいてくれ。もう一箱は新品。こんな感じです。

いつものようにポリエチレンラップと塩化ビニリデンラップに銅線をつけて再び炎に入れると一方からは緑の炎。でもこれあまり良いことじゃないんだわってことでそのあとは消しゴムで実験。やっぱり緑色の炎です。まあ、銅の炎色反応なのですが、塩素の影響で起こる現象です。

でも、こういうのを経験していると焚き火だってより面白がることができるのです。こうやって何か印刷されているものを入れてみると綺麗に緑色の炎が出てきます。もうこの時に「銅だ!」って言える人が教養のある人なんだよって思ったりするわけです。だって今は「なんでだろう?」って思ったらすぐに調べられるんですからね。それをするかどうかの違いは案外大きいと思います。「炎 緑」で検索したら詳しく説明してくれていますからね。

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