ダイヤモンドの燃焼実験は、左巻さんが開発した実験です。今はいつもお世話になっているNaRiKaさんから、「ダイヤモンド燃焼実験キット」が売られていますから、やり気になればいつでもできるようになりました。
左巻さんの教材開発の経緯はこちらに出ています!https://samakita.hatenablog.com/entry/20130210/p1
実験キットの販売はこちらです!https://www.scibox.jp/products/f35-1421/
ダイヤモンドが必要なのはもちろんですが、高温に耐えられる石英管が必要になってきます。
今回Wisdom23のメンバーが先日オンライン配信があったRikaTanカフェの「燃焼」を見て,やってみたくなったらしくキットを購入。持ち込んで検証しました。
Wisdom96時代から参加していた2名は実験したことがあってコツも押さえていたのでうまくできましたが、色々面白いこともありました。
まずキットには大きなダイヤモンドの原石がはいっていました。それをいきなり燃やしそうになっていたので、「せっかくならガラスに傷をつけて見せたら良いのでは?」という提案。そして、スライドガラスに傷をつけて割ってみて感動。そうか、そういうところからなんだよなという実感もありました。そういうところから丁寧に伝えていこうと思いました。
ガラス管も切ったことがなかったり、専用の道具がないとキレないと思っていたりという感じで、以前感じた「ワイヤーストリッパーないからこのコードの被膜はとれません」といった40代後半理科教師みたいのを生み出さないように気をつけたいなと思いました。
ということで、ダイヤモンドを石英管に詰めて、片方のチューブはは石灰水の中に、反対側から酸素を送ります。問題はこの酸素の量ですね。
一定の流速で酸素を送るジェネレーターがあると良いのですが、これだけのために買えませんからポリエチレンの袋です。手で一定の圧力をかけて酸素を送りますが、この実験で一番難しいののがこれです。
案の定、実験装置オーナーが圧をかけ始めるといつの間にかダイヤモンドが石英管からなくなっています。ゴム管に移動しているわけでもない。となると…ありました石灰水の中にw。
回収して再挑戦。
今回はうまく燃えていきました。そして石灰水もしっかり白濁。ちゃんとダイヤモンドが炭素なんだという話をできそうです。
で、途中でやめました。だって貴重な2個のダイヤモンドの一つですからね。
この画像を見てわかること。Wisdom96時代との大きな違い。「記録はみんなとっている」ということですね。以前は「アー写真撮るの忘れたぁ」というのがあったのですが、今はこんなことはありません。次のステップは、「情報の発信」ですね。そんな場所を準備して、彼らの若い感性でどんどん発信していって欲しいなと思いました。仕掛けはもう作り始めていますので大丈夫はずw
「袋への圧力のかけ方」「ダイヤモンドの位置」「ダイヤモンドの硬さと活用されている場所」など学んでこの実験は無事に終了しました。
人工ダイヤモンドをうまく入手したいです!原石は買えないけれど。
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