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Don’t you wonder sometimes ?

実験 観察 教材

爆鳴気と水の合成

水の電気分解を電気分解装置でやると「陽極と陰極」に別れて、それぞれ「酸素と水素」がたまります。その比率は体積比では1:2になります。だから水の化学式はH2Oです。

水素と酸素をその体積比で集めると「爆鳴気」と呼ばれる気体ができます。着火するととてつもない爆音を発して燃えます。そして水が発生するのです。水に戻るということですかね。

水素は可燃性の気体ですし、そこに助燃性の気体である酸素が混じっているので当然凄い勢いで燃焼するのです。

今回は、その「後段の実験〜水素と酸素の混合気体を燃焼させる」ということを目的にしているので、バラバラに集める必要がありません。むしろ手間を省くためにも「爆鳴気を作る」のが必要になるんです。

ドレッシング用の容器に穴を開けて、そこにコーススレッドを差し込む。ボトル中には水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムなどの電解質を入れます。このとき、空気がたくさんたまらないように、割と上まで…といっても絶妙な量入れるようにする必要があります。

それに電源装置などで直流電流を流します。あれこれ交流でも良いですねw。
すると電極からどんどん気体が発生します。間違えて着火したら大変です。

今回は爆鳴気を集めてそれに着火したいので、どんどん発生する爆鳴気をチューブに集めました。
チューブは10m=1000cm,内径が6mm=0.6cm。
底面積が9πmm2なので体積は0.09πcm2×1000cm=90πcm3(282.7cm3)
約300mL弱の爆鳴気です。それだけためるのはさぞかし時間がかかりそうと感じるかも知れませんが、この装置だと気がついたらたまっている感じです。

たまったのかどうなのかの確認は、「発生装置と反対側」のチューブに石けん水をつけてシャボン玉を作ってそれに点火です。しっかり爆発すればOK。

ということで、実際にやってみると、あっという間にたまっていて早速実験。

点火装置はライターの圧電素子。チューブにピンを刺し、そこに圧電素子からのコードを結線し準備完了。

全員でホースを持って、両端の人は誰もいない方にホースの口を向け、いざ着火。

ん??ちょっとピンの間隔が広かったようで、3回目にやっと成功しました。今回の画像はGoPro風の安いカメラからの切り出し。それでも十分わかります。

悲鳴も上がりましたが、初めてこれをやってみた人はきっと本当にビックリです。
そうそう、チューブの中は発生した水滴で白く濁ります。でも、あまりの興奮でその写真は参加者の誰も撮っていないというオチ。
いつも一緒に旅に行く仲間だと、そんなことはなく、「あ、これ?」って出てくるのですが、今回はまさかの全滅。
なんか冷静に色々やらないとダメだなと思いましたw。
今度はしっかり記録をとりたいなと思います。

ってことで、今回の実験は大成功。良かったです。

何が酷いって、これしか写真撮っていないことですね


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昔のデータを見ていて発見。

ドレッシングボトルで粉塵爆発やっていました。中身はコーンスターチです。

その時の文章です。

昨日、ある実験をしたついでに、粉塵爆発の観察もおこないました。
燃焼の確認をするためです。
粉塵爆発は恐ろしいぞ!というのがよくわかります。
家でやる人はいないでしょうが、燃焼の所では、是非子ども達に見せてあげたい実験だなと思います。
使うものは、100均で売られているドレッシングボトルとコーンスターチ、それにガスバーナーなどの炎があればいいのです。
実験が終わったあと、隣のテーブルには、こんな跡が残っていました。

おー実は13年も前に動画をYoutubeにアップしているではありませんか!素晴らしい!こいつ全国レベルのバドミントンの選手に成長しましたよ!www
この時から真面目にYoutubeやってたら良かったかもな!

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