春に秋田からモリアオガエルの卵塊をいただきました。
図鑑などではみたことがある、あの樹上に産卵するものです。意外と表面がカサカサなんだなとかカマキリの卵塊に似ているななんて思っていましたが、無事に孵化して理科室の水槽のポタポタ。
6月11日はこんな感じでポタポタと水槽に。その後順調に成長していきますが、生存競争というか、密度の関係で5箇所に分家しました。その後順調にいったら良いのですが、消息は不明。
7月にはこんな感じで、尾が消滅していく過程も久しぶりに観察できてなかなか面白かったです。でも、成長速度が全然違うのってなんでしょうね。研究に値するな、中学生などは面白がってやりそう。
ここにきて問題になるのは「餌」です。水中の時にはいろいろな餌を安価で与えることができますが、陸上にあがると今度は昆虫ですからね。今は大きめなホームセンターに「飛べないショウジョウバエ」が売られていますので、それを買ってきて育てました。
こんな時からです。まだ尾があるのにねぇ。
その結果、いろいろあってウチに残っているのは3匹だけになってしまいました。5匹いたのですが、なぜかうまく育たなかったのが二匹で残念でした。
でもこの3匹はなかなか元気で良い感じ。部屋が寒かった時には土に潜り込んで冬眠しそうになりましたが、絶対に失敗しそうなので起こして暖房下で育てることに。人間が変温動物に合わせるしかないので、Tシャツで生活する運命になりますがね。
こんなのただの時間泥棒なんですよぉ。肉食でコオロギの幼虫食いまくってお金かかりますけど、可愛いから仕方ないですよね。
餌になる動物たちを可愛いと思って育てている人もいるでしょうからなかなか複雑な感じではありますがねぇ。
このモリアオガエル、うまく成長すると7〜8cmくらいにはなるでしょうから、今の3倍か・・・なかなか大変そう、いろいろと。
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