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Don’t you wonder sometimes ?

実験 観察 教材

やってみなければわからない

化学の実験で9Vの電池を使って実験している二人組の生徒たちから「ちょっと教えてほしい」と声をかけられました。

独立した3個使っているのですが、2個は問題ないのですが、1個は接続したら火花が出るんですと言うことでした。やっていることは電源から直接金属板に接続して電流を流して・・・まあ内容まではよくわからないのですが、とにかくそんな単純な回路を組んで何かやっています。

見てみると、乾電池のメーカーは全て別なのです。この時点で実験で得られるデータの信憑性はどうなのよって気がしますが、まあそこは置いておくとして、見てみると規格が違うのです。

アルカリ乾電池とマンガン乾電池を使ってやっているようで、ますますその時点でダメですよね。まあそこはグッと我慢をして、聞いてみるとダイソーのものがいい感じで、他のから火花が出ると言う話。

外見は同じ006Pで9V、そして全てに「アルカリ乾電池」と書かれています。

規格を見るとどうも違うようなのです。

6LR61と6LF22になっています。ダイソーのものは6LF22。

調べて見るとこんな感じです。

  • 長時間使う・電力をよく使う機器には 6LR61(アルカリ) がオススメ。
  • 短時間使用・軽い用途なら 6LF22(マンガン) でもOK。

製品には思い切り「アルカリ乾電池」とかかれていますし、注意書きにも「アルカリ液が漏れるから」と言う注意書きがあります。

どうなってるんだこれは・・・唯一わかる方法は「分解」ですよね。ただ自分で購入する気はないので・・・110円なのに・・・来週にでも放電し切ったものか、もういらないって言われたらもらって分解したいと思います。

これはどちらにしても表示上のミスがあることになります。どっちなのでしょうね?

ダメージ的には「アルカリだと思って使ってたのにマンガンかよ」ですよね。そちらの可能性の方が高いのかな?

マンガン乾電池だとしたら「アルカリ」と書いてあって嘘だし「アルカリの液体が漏れ出します」は嘘ですね。塩化アンモニウムか塩化亜鉛が使われているはずなので。

アルカリ乾電池だとしたら、表示の6LF22という表記が間違っています。そして本来アルカリ乾電池が推奨されている機器にマンガン乾電池を使うと、電池が早く切れます。特に電流を多く使う機器(カメラ、リモコンカー、懐中電灯など)で起こりがち。また十分な電力が供給されず、動作が不安定になったり、電源が入らないこともあります。そうなると、表記通りにアルカリだと思っていた人たちは「これだもの100均の使えねえわ」ってなりそうですよね。

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