ずっと・・20世紀からお世話になっていた店が模様替えするような話。確かに厳密に言えば歩道にはみ出している部分はあるかも知れませんが、時代の波というか・・・。

年内で今のスタイルを変えるようなので最後に確認してきました。やっぱり落ち着くんですよ・・・隣に常連のグデングデン軍団がいてもいいんです。彼らこそが店の『動くインテリア』だし、彼らの呂律が回らなくなるほど、こちらも酒が進む。もし改装されたとしても、彼らの定位置だけは『重要無形文化財』として保護して!!
カウンターでもテーブルでもまあよく観察してくれていて絶妙なタイミングでお酒を出してくれるし、なんと言っても「美味しい」のです、何でも。


今回は二次会で顔出したのであまり食べられなかったのですが、海老玉や鶏塩ラーメンは本当に劇的においしいのです。
ただ今回気付かされたのが「今シーズンキャンプ何回行きましたか??」の質問で「ゼロ」だってこと。
何度も誘われていたし、今シーズンは昨シーズンと違っていけるぜ!宣言していたのに、去年以下の「ゼロ」です。
来年?次年度こそは・・・
ということで、地下鉄で帰宅する途中、すすきの駅近くのトイレによったらまさかのこの落書き。

どうなってんだこの人。どっちだおい・・・。小便しながらこんなこと書いているのか、事前か事後か知らんけど、こんなこと書く「意識」があるんだったら何か行動しろよな、アホが。落書きで世界を変えようとするその熱量、せめて『一歩前へ』というトイレの標語を守る方に使ってほしい。彼の言う『正義』は、その一歩が出ないせいで足元すら救えていないのだから。
ひょっとしたら、11月いっぱいシアターキノでやっていた「ネタニヤフ調書 汚職と戦争」でも見て正義感に駆られたのかもしれないけれど・・・困ったもんだ。
(この映画自分も絶対にみたかったんですが、圧倒的に日程が合わずにいけませんでした。イスラエルじゃ上映禁止らしいですからね)。
ということでしたた、先週の日曜日にはシアターキノで「プラハの春 不屈のラジオ報道」をみてきましたが、「正義感に駆られる」というのはこういうことなんだなと強烈に納得して終わりましたし、「権力持つ奴等はどうしていつもどこでもこうなんだ」としか思えなくなりますね。

シアターキノで『正義』と『自由』のために命を懸けた人々を観て胸を熱くした直後、外に出れば『7億円という自由』を夢見て数時間行列する人々がいる。年末ジャンボ宝くじを買うために並んでいる人の猛烈な列に笑うしかないレベル。前の日にTVでみた上野のパンダをみるために並ぶ列と同じ規模です。この二つだって、結局「政治問題」なんだよ。
でも、このコントラストこそが、平和な日本のカオスそのもの。パンダも宝くじも、行列の先に『幸せ』があると思わせてくれる点では、最高の政治的装置なのかもしれません。そしてきっとないのにな・・・
まあ宝くじは確かに買わなければあたる確率はゼロですが、買ったってみんなが思っているような金額があたる確率なんできっとほぼゼロなんだよなと思います。
7億円は1/2000万。
これまた政治問題で生じた米問題を例に考えると、1粒の米に色をつけて、残りの10kgの袋40袋分の米をどでかい容器に入れ、目をつぶって手を突っ込んで一粒取ったらその色つきの米だったぜ!くらいの確率ですからね。
まあ「夢を買っている」というのは正しいかもしれませんが、あの人たち一体何時間並んだんだろう。
でも、もしその一粒を掴み取れたとしても、あまりの運の使い果たしっぷりに、帰り道で隕石に当たるんじゃないかと心配で夜も眠れなくなりそうですけどね・・・。
ってことで、今日で年内勤務終了。
10月から一本も記事を書けなかったというのは残念です。




