寿都町からの帰り道に「雪秩父」という温泉によってきました。硫黄の臭いが割と強烈な天然の泥風呂です。温泉で、湯も白濁しています。もちろん入ることはできませんが、女性の方には露天風呂が5個もあって、泥パックもできるようになっているのだとか。
【泉質】単純硫黄温泉(硫化水素型)と書かれていて、保健所の指導により硫化水素中毒防止の為に内湯の窓を開放しているとか、幼児の利用を制限しているということでした。まあ確かに臭いがきつめです。
雪秩父の正式名称は蘭越町交流促進センター「雪秩父」です。ニセコ町ではなく蘭越町なのですね。ということはちょっと「ニセコ」のスキー場とは離れているわけです。
山名「チセ・ヌプリ(cise-nupuri)」は アイヌ語 で「 チセ(アイヌの伝統家屋)の形をした山」を意味します。標高は1134mで、アクセスも悪くないですしきっと火山活動の様子もみられそうだし、下山後の温泉も気持ちよいので、 今シーズン登る予定の山に入れておこうと思います。
下山した場所にこの雪秩父があるのですが、駐車場のところには大湯沼があって、泉源がこの大湯沼ということです。そこの写真を撮っていると、沼の向こう側にスキー客の集団が見えています。右側です。
大湯沼に滑落したら大変そうだよなとか思って調べてみると、大湯沼はこんな感じです。
かつては間歇泉として定期的に数メートルの噴湯があがったと言われますが、明治末期に硫黄が多量に汲み上げられたことでその現象はありません。それでも、沼底からは二酸化硫黄を含む約120℃の高温ガスが噴気。湯面には気泡が見え、まるで巨大な鍋がグツグツと煮えたぎっているような様子は壮観です。表面には湯ノ花(黄色球状硫黄といい、学術的にも貴重なものだという)も浮遊。
こっちの表記では二酸化硫黄になってますね。いずれにしても火山ガスです。間欠泉があった時代はどんな感じだったのか気になりますね。それだと一大観光地間違いなして、色々な展開があったでしょうにね。このあとに書いてあるような面倒なことにならなかったのではないだろうかと想像してしまいます。
別な方角を撮影してみると、まるで水墨画の様相を呈していますがリフトの跡があるではありませんか。跡ということで表現しているのは現在稼働していないからです。
ではそのスキー客はどこから来た人たちなのか気になります。調べてみるとなんだかこの辺めちゃくちゃめんどくさいことになっていることがわかりました。
スキー場の運営の関係ですったもんだがあったというかこれはきっとingなのでしょうね。
不幸なチセヌプリ
というサイトに詳しく書かれています。
不幸なチセヌプリ | 蘭越町はなぜ・・・
ざっくり読んでみましたが、ホントかよって内容の事ばかりです。
そして本当にあそこでCATスキーが行われているのかを調べてみたら…
チセヌプリCATスキー
でした。そうか本当にやってるんですね。
温泉で馬鹿でかい声で話をしていた連中はこれに参加してテンションMaxだったんでしょうね。うるさかったもんな。
なんだか複雑な心境になってしまいましたが、温泉を上がったあとの「温泉で茹でたゆで卵」は普通でした。別に何か特別な味でもなかったと思います。でも、この新聞紙のケースが面白いなと思ってもらってきたので楽しみです。
でもこの卵殻の色は何故つくのでしょうかね?硫黄由来ですかね?
普通にリフトが復活したら滑りにいきたいなとは思いますが、6万も出してまでは良いかなw
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