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台湾視察7

故宮博物館の後に国立台湾科学教育館に行ってみました。

ここは、台湾の台北の士林区にある教育センター。センターの使命は、台湾全土で応用科学の教育を促進することということで、中はどうなっているのか興味がありました。

これ、上から等高線が映し出されていて、子どもたちは砂でいろいろな形の山を作って等高線の仕組みを学ぶという感じのものです。これはなかなかいいですね。簡単にできそう!でもなんんかこれだと違うかな??考えてみます。

展示物も充実していましたが、すごいなと思ったのは管内のいろいろな場所でワークショップが展開されていることです。参加者の人数も凄かったですが、盛り上がり方がすごいなと思いました。参加者のリアクションが違いますね。

これは体積が柱や錐、球でどのような比率になるのかを実験的に確認する装置です。中の液体の色が微妙ですが、なかなかわかりやすいものでした。自分が数学だったら作ってるけどな・・・

音の実験装置はこんな感じでした。自分やった時よりもこの現地の子がやっている時の方がめっちゃいい音でてました。叩いていたのは「ゴムベラ」です。なるほどなぁと思います。これ、The Blueman Groupの感じですよね。これは工夫したらすぐに作れそうだなと思いました。

これは音の実験。砂を置いた金属板を弓で引いて振動させて図形を作っていました。

共振でできるクラドニの図形を作り出す感じです。まあ実に多くの人たちが真剣に話を聞いて積極的に参加していました。順番をしっかり待っていたのも印象的。なんか電車とかだとちゃんと待てない人多いよなと思ったのですが、ここでは待てるんですね。

こちらはプラズマボールの実験です。

この大きなガラス球の中には空気ではなく低圧のネオン、アルゴン、キセノン等の混合ガスが封入されています。ガラス球の中央にあるボール状の金属の部分に、高周波発振器で生成させた高い周波数の電圧をかけると、ガラス球の中の気体が電離してプラズマがつくられるのです。中性ガスが電離してイオンと電子に電離した状態のことをプラズマと言います。気体は通常の状態では電気を通さない絶縁体ですが、プラズマ状態では導体となって電気をよく通します。

初めはおっかなびっくり見ていたこの少年も、蛍光管を持ったおじさんに誘われて、そのうちウキウキで実験をしていました。きっと彼にとっては不思議だけどインパクトのある実験で、ずっと印象に残っているんでしょうね。すごいなぁと思いました。

一般の展示も充実していて、すごいなぁと思ってみたのがコメやアワの品種改良のもの。見事な標本と説明でした。

顕微鏡で観察できるようになっていましたが、完全にずれていたので直したらおばさんにめっちゃ怒られました。ここでは全権限を振りかざすこの姿。がっかりです。しかも、双眼実態顕微鏡を使う時、目の幅なんて絶対に人で違うので、おばさんの目に合わせてもダメなのよ。

骨格標本はめちゃくちゃカッコよく展示されていました。特にコブラ。これはもう「欲しい」の一言です。作るってことにはなかなかならないと思うので。

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1 コメント

  1. 久しぶりにFacebook開いたら、めっちゃ興味深い視察の話、ありがとうございました。いいなぁ私も出かけたいです。そしてこれだけの視点と文章力のある理科の先生に習える子どもたちは幸せだと改めて思いました。知り合いの子が「教え子ではなく)数名高1と高3にいるけど教えてもらってるのかな?
    私の暑い夏は、久しぶりに函館へ(ほとんど仕事で)行ったのですが、途中のPAのトイレに財産一式入ったバッグを置き忘れ、伊達から出て登別室蘭市まで戻ってさらに入り直して本輪西に戻る…というスリリングな(いや不注意甚だしい)体験をし「あーこれが台湾でなくて良かった」と思わせてもらいました。
    まだ思い出すことあったら、視察の話書いて欲しいです。いや、ほかにやることあるんでしょうけど(笑)

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