高校の化学基礎で、昇華の例がヨウ素で提示されています。せっかくのなので何回もやってきたカフェインの昇華を見せたいなと思って、今までの実験方法などを改変して取り組んでみました。
まず普通にアルコールランプでやったもの。
わかっていることは
*緑茶や紅茶が良い
*強熱するとカフェインが外部に飛散してしまうので、弱火
*できれば細かくした方が良い
*結晶のきっかけを作る大きめの葉を上に置く
ということです。
アルコールランプの火力程度がちょうど良いということなので、ガスバーナーでやるために蒸発皿にアルミホイルを浮かせて巻きつけ、空隙を作ってから実験しました。
かなり時間はかかりましたが、無事に「昇華」させることができてよかったです。
ちなみに真ん中に横たわる黒ぽいものは、カフェインがついたら目立つだろうなということで素焼きの爪楊枝ですw
カフェインをあえてやる理由の一つはSSHでカフェインを利用してナメクジの忌避行動を研究している生徒がいるからなんですよね。なんか、生徒の皆さんには色々と刺激をもらうことができてよかったなと思います(限定的な表現)。
ついでにアルコールランプの燃料をしっかり把握して作業しなければ期間でというのを、アルミ缶を使ったアルコールロケットで確認させました。こういうのはインパクトがあって面白いんですよね。
先日中学科学部でやった時も、色々な工夫が出てきてめちゃくちゃ面白かったです。
先日一緒に実験をしたうちの高校化学の先生、こんなネクタイ持ってました。いいなぁ。
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