Wisdom23(Wisdom96として1996から継続していた理科のサークル活動を昨年度復活させています)の例会で、「レジン」を利用した観察方法(地学分野)を見せてもらいました。これは絶対に使える方法だなと思いました。自分の関係ではないのでご本人の確認をとって次の機会にでも。
で、今回例会で報告したのが「格安植物実験素材」で実験してみるというものでした。
その内容を改変するチャンスがこのレジンの実験で閃いてしまいました。
SUMP法というのがあって、物体の表面に液体状の物質をつけて固まったら剥がしてその「写し取られた型」をみるという方法です。
たとえば、セメダインCとか木工用ボンド、マニュキュア用の透明なコーティング剤や皮膚のひび割れなどの治療薬などが使えたのですが、これをレジンに置き換えてみました。
色々やってみた結果、スライドガラスに一滴だけレジンを滴下してそこに葉を押し付けます。グラスを反転させて机に置いて紫外線ランプを照射します。
2分くらいで完全に固まりますので、表にして葉を剥がしたら完成です。
ワクワクしながら顕微鏡で観察。その結果こんな感じです(左がサカキ・右がエンドウ)。
しかもカチカチなので問題なく保管もできそうです。
これは最悪屋外であれば太陽光でも固まりますから意外と利用できるような気がしました。
これは「ゆめちから」という品種の麦の気孔です。やっぱり裏の方が多いです。
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