募集のために色々な企画があってかなりネタを提供するなどして時間を失っていますw
例えば以前作成していた「スパイス標本」を作りながら、半分ぐらいのメンバーを「カレーの素材で染色する」というのを今月末にやります。
優秀なスタッフとして中学1年生の一部を動員していますが、他のイベントとぶつかっていて人数が半減。負担は自然に倍増しますが、頑張ってやってくれそうで助かります。
ところが、標本箱の表紙はタマネギの皮から抽出した液で布を染色して使っています。
この手順を考えてみると、40個分の箱を作成する。これは厚紙と木枠で作成します。その表紙が布なわけですが、サイズを決めてネットで安いものを探して発注。届いたら一度水で洗って、染色しやすいように豆乳で煮ます。サイズが大きので適切なサイズに裁断します。そして玉ねぎの皮から染色液を抽出し模様がうまく出るように工夫して染色します。その後媒染して水洗、乾燥したらサイズに合わせて裁断。これを使って標本箱が完成なのです。
中身をできるだけ安い店で購入します。そして説明の文書を作成して、説明用の役割分担です。確認して、やっと準備が完了なんですよね。
それで本番の2時間30分が無事に終わるはずなのです。
何が残念って、それを「2時間半」でしか見られない人がいて、そこから依頼が来るってことですよね。あれ面白いから次も入れようと思うんだよね・・・って程度で。
もちろん憮然とした顔でイベントをするわけがありませんし「へー」とか「なるほど」とか「他のも作りたい」ってなったら当然やっている方はうれしくなるに決まっているのですが、それ自体や準備に色々工夫するのは「楽しくなってくる可能性」は否定しませんが「楽しいからやっている」わけではありませんよね。だって一度やってことなんですし。どうせなら別なことをしたいに決まっているんだしね。
まあ、簡単に言えば、もう少し物事を多角的に見られないと、マネジメントってできないんだよって話なんですわ。
にしても、染色は実に奥が深そうですね。これ時間をとって色々工夫して「好きにやってみたいな」と思ってしまうわけですよ。こういうことをする時間がQOL=Quality of lifeの高揚につながるのよね。
エレファントカシマシの宮本先生は、「俺たちの明日」でこう言っております。
10代 憎しみと愛入り混じった目で世間の罵り
20代 悲しみをしって目を背けたくって町を彷徨い歩き
30代 愛する人のためのこの命だってことに気付いたな
でっかく生きようぜ!
お前は今日もどこかで不器用にこの日々と戦っていることだろう
ってことで、もう60代なんで自分のために生きないとダメだわな。間違いなく。
本当に「楽しいからやってるんでしょ」という話に帰結させないと後悔しそうだ、マジで。
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