高校生の時に定期購読していた自動車雑誌 『ル・ボラン』(Le Volant) に出ていた、アルピナグリーンのB7 Turboがあまりにも衝撃的で、いつか絶対にアルピナに乗らないとなとは思っていました。
しっかりアルピナのサイトにまだ掲載されています。そしてたった30台しか生産されなかったんですね。そしてやっぱり見事に美しいです。
今調べてみると、たった1台だけまだ売られています。1986年製で13.1万km走行。逆にしっかりのられてきた感じできっとメンテナンスなんかもされているのでしょうね。その価格は2000万。もちろん買えません。
運転免許を取得してから、ホンダ(2)、マツダ(7)、トヨタ(3)、スズキ(3)、VW(1)、BMW(2)と乗り継いできたのですが、現在お世話になっているBMW専門のBordenさんで、運良くALPINA B3に巡り合いました。今でもBMWの6シリーズは売らなきゃ良かったなぁと思っています。あと、ランクルの80とジムニーSJ30は特にw。
たしか、足回りの確認か何かに行った時に、たまたま高速道路で白いボディーに真っ赤な内装のALPINA B5の横を通過して、その話を店長さんにしていたら、にやっとして指をさされたのです。その先には白のB3が。ALPINA自体が希少なのでどうしても価格設定的には高めになってしまいますが、これは巡り合わせだとお思って速攻で購入決定かな・・・と思いましたが、大人になったんで少し我慢。年度末の決算期に入って、店長さんが「ここまで待ってたんですよ、下取り額アップできるので買いませんか?」ときましたのでニヤニヤして購入。本当はアルピナブルーが良かったのですがね。
前のオーナーさんが札幌市内の雪にフロントリップがやられて手放すという話から数秒躊躇しましたが、雪の少ない千歳市在住なので購入決定。
ところが、本当にフロントリップは低く、コンビニも選ばなければ「ガリガリ」ってなってしまいます。そして、段々ヒビが広がって、最終的には右サイドが結構大きく欠けてしまいました。
これはまだ健在の時w
新品だと20万以上なのでまいったなーとおもっていたら、なぜかヤフオクからのメールがきて見てみるとかなり程度の良い同じ色のフロントバンパーが売られているではありませんか。即購入して春まで温存予定です。
さて、そんなことをしているうちに、世の中では大変なことが生じます。
1965年に創業したアルピナは、BMW公認のチューニングブランド(車両の性能や外観を改良・強化する専門の企業やブランド)として確固たる地位を築いてきたが、2026年からBMWの傘下に統合されることがすでに発表されているのです。つまり2025年は純粋なアルピナのラストイヤーです。60年にも及ぶ歴史に幕は本当に寂しいですが、きっと内燃機関のエンジンからハイブリッドや電動化の波が大きく影響しているのだろうなと思います。
理想は2025年モデルを購入して、コレクターズアイテムとして保管しておくのがファンとしては理想なのでしょうが、B3GTとB4GTの登場がラストチャンス。
あのバカみたいな出力なのにしなやかな足回りという不思議・・・でもオプションなしで1600万(税別)ですからねぇ。だいたい税金で買える車がありそうですもの。
そいうことで冬休み中にフロントリップが届いたら、傷ついている部分などをパテなんかで修理して、春になったら新しいリップをつけてかなと思います。まあ、右フロントの足回りから異音がしているので、それも修理でしょうけれどね(泣)でもまあ、バランスはいいなと思うのです、デザイン的にね。
カーセンサーでみても、一番球数の多いB3ですが、在庫はわずか「30台」ですからね・・・。大切に乗って終の車ってことにするのが良いだろうなと思っています。
そして電動部門が導入されても、あの美しい内装としなやかな足回りがずっと残ってほしいなぁと思います。
興味のある人はこの記事がよくまとまっています。
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