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Don’t you wonder sometimes ?

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全滅・・・

昨年、庭の池で産卵したというモリアオガエルの卵壊をもらいました。泡状の卵塊から、かわいいオタマジャクシたちが元気に孵化してきたときの感動は、今でもはっきりと覚えています。「こんなに小さい命が、これからどんな姿に成長していくのだろう?」と思わず毎日世話をするのが楽しみに。

両生類は水の管理など大変なこともあるのですが、オタマジャクシはすくすくと育ち、やがて手足が生え、小さなカエルへと変態していきました。大きくなった彼らのために、飼育容器も作り、コオロギを中心に餌をやりながら、湿度や水分、温度環境もできる限り自然に近づけるよう注意を払ってきたつもりです。それでもやっと三匹が冬を越して安定してきたなと思っていました。

ところが……春になったばかりのある日、ふと様子を見ると、飼育していたモリアオガエルの動かなくなっていました。なんだろうと思って、残り二匹を大切に育てたのですが、もう一匹が割とすぐ亡くなりました。

水槽を徹底的にきれいにしたり、水槽レイアウトを工夫してうまく立体感が出るようにもしたのですが、1ヶ月後には最後の一匹も亡くなってしまいました。前日には元気に餌も食べていたのですが

一年という短い命ではありましたが、私の飼育方法にどこか至らぬ点があったのかと、悔しさと申し訳なさでいっぱいになりました。
もっと先にやっておけよって話になるのですが、調べてみると、コオロギばかり与えていたことで栄養バランスが偏り、カルシウムやビタミンの不足が健康に悪影響を及ぼした可能性があることも分かりました。「もっと餌のバリエーションを増やしてあげればよかった…」「ダスティングやガットローディングの重要性を、最初から知っていれば…」そんな後悔も多くあります。
でも彼らと過ごした一年は、私にたくさんの学びと癒しを与えてくれました。次にまた命と向き合うときは、今回の経験を活かして、よりよい環境を整えてあげたい。そう強く思っています。大きくなくなる種なので楽しみだったのにな。

アマガエルとかでもいいんだけど、なんか違うんですよね、モチベーションが。いやまあそれは勝手な話なのですが、人間の。

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