やっと手には入れましたが
アルピナ(アルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン有限&合資会社)は、BMW社との強固な信頼関係のもと、BMWをベースとして、独自の哲学で外装、内装そして機関部を仕立て直した特別なモデルを世に送り出しています。年間の生産台数はわずか1,700台程度であり、うち日本で販売されるのは300台前後。大量生産的な価値観とは一線を画し、少数の愛好家向けに熟練のエンジニアが仕立てる稀少なクルマです。(BMW ALPINA in Japan)
高校時代にLe Volantという自動車雑誌を毎月とっていたのですが、その中で Alpina B9 3.5 Coupe が紹介されていたのを鮮明に覚えています。それは世界で最も美しいクーペと呼ばれるBMW E24型の6シリーズをベースにしていました。アルピナグリーンのボディーが谷田部を走っていたように思います。
実に多くの車を乗り継いできましたが、「いつかはアルピナだよなぁ」と思っていたのも実現し、2025年でもうアルピナ社が今までのように車を出すことがなくなるという話でちょっとなぁとか思っていたのですが、まさかのニュースでした。
次の手はこれか!
https://response.jp/article/2025/05/28/396263.html
Alpinaという車名から変わるということなんですね。
「Bovensiepen(ボーフェンジーペン)」というアルピナの創業家の名前を冠するということのようで、イタリアのカロッツエリアのザガートとコラボレートです。ちょっとビックリ展開。まずはスタートはBMWのM4クーペをベースにしたものを出したようです。フロントのBMWのバッジくらいしか面影が無いような気がします。
今のAlpinaもそうですが、今回も徹底した職人気質ぶりですね。ボーフェンジーペン・ザガートの製造には250時間以上の労働と400以上のカスタムコンポーネントの組み立てが必要で、熟練した職人たちに委ねられているそうです。つまり絶対に高いんです。


現時点の諸元
ボーフェンジーペン・ザガート|Bovensiepen Zagato
ボディサイズ:全長4943×全幅1913×全高1394mm
車両重量:1875kg
乗車定員:4名
エンジン:3.0L直列6気筒
最高出力:449kW(611ps)
最大トルク:700Nm(71.4kgf-m)
0-100km/h加速:3.3秒
最高速度:300km/h以上
欧州複合モード燃費:9.2km/L
2026年に最初の納車らしいです。生産台数や車両価格は今年の第4四半期に明かされる予定だということで・・・自分には絶対に関係のない話だとは思いますが気にはなります。

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