昨年度は知床にヒグマを見に行ってきました。今年度もいろいろ考えましたが、ヒグマはひょっとしたらその辺で観れるかもしれないので、今度はシャチを見に行ってきました。
知床でも、ヒグマは例の「ウトロ側」からスタートするのが定番ですが、シャチは知床峠を越えて羅臼側がスタート地点です。
基本晴れ男だと思っていましたが、なぜかめっちゃ雨。これは出航しないな・・・と思っていたのですがラッキーなことに出航するということで、まさかの「雨ガッパ」を購入して乗船することにしました。「すみません、雨具購入したいのですが」と言ったら受付のお姉さんはなんの迷いもなく「XL」を渡してきてめちゃくちゃ面白すぎました。まあそれでもちょっとサイズが足りなかったかもなって気はしましたが、おそらくそれ以上のはないのでしょうね。
「どこに座るの良いでしょうね?」と確認して、乗船してからその場に移動しましたが、やっぱり空気を読めない人が多すぎて、イライラ。だって、ここどう考えたって「お前いたらお前しか見えないだろ!」になってしまうからです。他の人の視界の中を彷徨い続けるその人は結局ずっと迷惑だったように思います。みんな優しいからなのか、文句を言わないようですが、空気を読める人間になりたいなと思いました。
さて、雨でも出航ということでわかるように、海自体はそんなに荒れていないので大きな問題はなかったです。でもmなあ、高速で移動しますし、方向によっては見事に雨を受けるのです。最初のうちは海鳥ばかりで、なかなか辛い感じでした。インドのトラのサファリで「ほら!シカ!見えた?」と言われるのとほぼ同義。まあ、それでもいいのですがね、動物園ではないのですから。
そうこうしているうちに突然船が本気で移動を始めました。これもまたインドと同じ。きっと別な船から「シャチが出たぞー」的な情報が入ったに違いないのです。
実際、ものすごい距離を移動したようで、そこには複数のシャチたちが見えていました。
でも、まあレンズは見事に水浸し。いくら全天候対応といえ辛めでした。何度か??という挙動はありましたが、無事に乗り切れてよかったです。
こういうショットだったら、海鳥もいいのよね。まあ、偶然なんですがね。
初めて近くで見る野性のシャチでしたが、太陽光が一切ないのであのツルッと感などを感じられなかったのは残念でした。
あと修学旅行でガイドさんが話してくれていた「カメラを持たせると直接見なくなりますからね」というのを実感する動きに。見事にファインダー越しばかりで、なかなか直接見ることをしなかったのが大失敗ですね。今度は是非めっちゃ良い天候の元、撮影できればいいなと思いました。にしても、やっぱり羅臼は遠いので、なんとかチャンスを見つけて行けたらいいなと思いました。
なんか、シャチってKiller Whaleってくらいで圧倒的に獰猛なのですが、色合いなんかの関係で「そうでもない」ような気がしてしまうんですよね。海だとサイズ感も全くよくわかりませんが、海面上に出ているこのヒレで2m程だそうです。恐ろしいデカさですね。
それが何度か大ジャンプしていたのですが、それそ撮影することは叶いませんでした。Zoomの具合なども調整が必要なんだなと思いました。
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