今週末、いつものように発酵ワークショップを秋田県で行うので、その準備をしています。12月の初めにはうちの学校を会場に「科学の祭典」も行いますので、併せて準備しているところです。

お金の出所は残念ながら個人になってしまいますが、面白い現象がありました。イオン結合の話で「岩塩」の劈開を見せようと思って岩塩を探していたのですが、ネットで探したところ、3980円で2.5kg。その少し下に訳ありということで、4980円で25kg。

訳ありの訳は「クリスタル岩塩よりも白っぽいものがある」「土などがついている」「サイズが2cm-5cm」という理由。1000円足したら10倍なのでクオリティーを信用して即購入。

配送の人が絶句する重さでした。小さいパッケージなのに25kgですから。

開けてみると「作為的なパッケージ」。上の方が絶対的に「大きめ」です。表面の凹凸もすごいので、運送中の振動くらいでは上下逆転も起こるはずがなく、そのまま到着しました。

ちょうど授業はイオン結合。塩化ナトリウムで話を進めたので、その流れから「劈開」の話になって、「岩塩砕き」をやりました。これ、はっきり言って絶対にハマるんですよね。少しでも大きく美しい結晶を欲しがります。

もちろん、興味関心がある人には持ち帰りを認めましたが、担任に「致死量の塩化ナトリウムもらった」とかいうやつがいて、後から質問されました。なんか、そういう一言でやる気がなくなります。中学3年生なのに完全に厨二病モードですもんね。

ということで、ツボった生徒は昼休みも解放している部屋でひたすら割っていたようです。それは良いことです。

ということで、現在2クラスやりましたが、その時点で4980円の価値があったような気がしています。

そして、科学の祭典ではどんな展開になるのか？あ、その前に、明後日秋田だったw。