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Don’t you wonder sometimes ?

実験 観察 教材

素朴概念からの脱却

物理基礎の授業で「水平投射」をやりました。

事前予告なしで唐突にこの質問をした結果はこうなりました。

水平投射した物と自由落下したものの床への到着時間を確認した物です。

圧倒的に「自由落下」が早く着くというのが多かったです。

そして2クラス目からは「水平投射の実験やります」と予告してからアンケートをして最終結果はこんな感じです。

それでもやっぱり「自由落下」が早く着くというものです。

動画を撮って画像で解析しても良いのですが、ざっくりした実験でしたから「音で判定」ということにしました。

定規の上の方に厚紙で台をつくりました。その上にコインをおいて定規を手で曲げ、手を離すと片方は自由落下、もう片方は水平投射されます。

中学校レベル手ずくり教材なので、精度なんてあったもんじゃないのですが、概略図はこんな感じです。

絶妙な摩擦を生み出すために、ガムテープで補強しました。10円玉を乗せて実験しました。

簡単な装置ですが意外と結果はしっかり出ます。実際にやってみると「え?同時?」となり、その後何度か実験をしてもやっぱりコインの落下音は一度なのです。

「えーなんでだ〜おかしくない?」という声と「知ってた」に別れますが、この運動をベクトルで考えると「なるほど納得」となっていました。

たとえばこんな感じでシュミレーションもたくさん公開されてはいるのですが、実際にやってみるのも大切ですね。

それほど難しい実験でないのに素朴概念の破壊力にはもってこいでした。良かったです。

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