自分は室蘭市の出身です。今は残念な感じで見る影もないようなマ日なってしまいましたが…焼き鳥は良い感じですが…、昔は色々凄かったんですよね。
工業的なものも凄くて、小学生の頃には夕方になると何故か鉄粉のようなものがキラキラ降ってきていたような気がするのは気のせいなのかな。
一つ実にもったいないなと思っていることに「地層」があります。もの凄い露頭が洞爺方面に向かっていくときに右手に見えていたのですが、安全面の関係もあって完全にコンクリート壁で覆われてしまったのです。
「私たちの郷土」という副読本が小学校時代にあったように思いますが、それにも出ていたような記憶がうっすらと。中学校時代の教科書にもあった気もするんです。そのくらい立派な整合だったような。
GoogleMapで正式な場所を探してみないとなぁとは思っています。
こんな感じの露頭を見るたびに、少なくても写真にだけは残しておかないとなと思ってしまいます。
本当は登ってそれぞれの場所の石などをサンプリングしたいのですが、立ち入り禁止区域や世間の目、運動能力等複合的な理由でできないでいるんです。
でも、写真だけは必須アイテムですよね。まず十勝管内のこれ。海岸線で、世の中では「ジュエリーアイス」で有名な場所の近くです。浦幌町になると思います。今は人口も少ないですし、通過する車も少ないので、このまま放置ですが、海岸からの風が凄いですから、風化が進むのははっきりしています。本来これが砂などの供給源ですが、下にコンクリート壁がありますから海まで行くことがないのです。
そしてこれは「鮪の岬」と呼ばれる日本海側に位置する乙部町の景観です。安山岩質の柱状節理が見事ですが、これは確実に時間と共に風化していくので、この「角張った感じ」が消えるはずですね。もったいないとは思うけど、それが自然の流れです。残すというのはきっと無理。覆って見えないようにしていないのは大切なことだなと思います。
近くのこの不整合だってきっと覆われてしまいます。
根室の「車石」です。国の天然記念物。玄武岩質の放射状の柱状節理です。それでも自然の力には勝てず、もちろん風化していきます。それも含めてこういうのを天然記念物に指定するって事ですよね。それはそれで良いと思います。多くの人が写真に残していて、それがデジタルデータで残るので。そして自然の力を感じて多くの人が見られるうちに見ておいたら良いよなと思います。
色々考えると、もっと**しておいたら良かったなぁというのは沢山あるはずです。特にこういう時間が経ったらなくなってしまいそうなものは「実物を見ておく」ことと「きっち記録に残しておく」というのが重要なんだなぁと思います。
これなんて、秋田の山道の途中なのですが、写真を撮れるところまで登っただけで,アメリカセンダングサの餌食になりました。密かに結構いたいんですよね、あのトゲって。
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