ツバキのシーズンなので温室内ではたくさんのツバキが咲いていました。代表的な何種類かを撮影してみましたが、「侘助」というグループがあるのを知りました。
侘助というグループは「初冬から春にかけて小形の花を開く。 そのわびしい姿が古来から多くの茶人に愛されてきた。 また字面からわびしい生活を楽しんでいる隠者のことも指す。」ということだそうです。
![](https://blueno.org/wisdom96v5/wp-content/uploads/2024/02/IMGP3415-2.jpg)
白っぽい花を咲かせている「昭和侘助」ですが、ところどころピンク色が入っています。これが特徴のようです。なんとも可愛らしい雰囲気です。
![](https://blueno.org/wisdom96v5/wp-content/uploads/2024/02/IMGP3419-2.jpg)
次に「参平椿」です。これは「紅地白覆輪なのに、花弁の脈が濃紅色に鮮明に表れて特殊な色感を示すということです。愛知県の知多半島にある半田市生まれの椿なんだそうです。確かにピンク色の花弁にピンク色の濃い目の脈が見えています。
![](https://blueno.org/wisdom96v5/wp-content/uploads/2024/02/IMGP3421-2.jpg)
そしてもう一つが「尾張侘助」です。「花弁の基部から先端にかけてY字形を逆にした浅い切り込みが見られる。」ということです。確かに・・・
さて、ここでこの3枚をみて気になったこと。花柱です。なぜか最後の花だけが雌蕊がぐんと伸びています。花の時期に関係するのかもしれませんが、「侘助」系がそうだというわけでもなさそうで、気になります。
ツバキの仲間は鳥媒花なので、雌蕊の位置はそれほど関係ないのかもしれません。媒介する相手が大きいのできっとざっくりでも受粉できそうですもんね。
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