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もう一つのご認識〜「しょっつる」

秋田でビックリしたもう一つ。ビックリしたというか勘違いというかご認識というか…がありました。
それは「しょっつる」。秋田と言えば「いぶりがっこ」と「しょっつる」という印象はあります。
その代表例の「いぶりがっこ」へのご認識は先日ここに書いておきました。これ知らなかったの自分だけなのか不安ですがね。

もう一つのご認識は「しょっつる」です。「しょっつる」って漢字だと「塩汁」と変換されて出てきます。魚醤だということも知っています。そして秋田県の魚といえば「ハタハタ」ですよね。しょっつる鍋というと、ハタハタが入っていて、味付けにはそれこそ塩汁をつかっている、ハタハタ三昧な感じだと思っていました。
ところが魚醤としての「しょっつる」の原料をみてみると、「ハタハタ」が出てこないのです。タラやサケ、イワシやイカナゴなどが多くて、ハタハタが出てこないのです。
この時点で衝撃を受けました。そうか、「しょっつる」というのは魚醤の地方名で、ハタハタを使うというきまりなんてないのかということです。
検索してみると、塩汁鍋は「しょっつるを味付けに用い、具材はハタハタなどの白身魚や豆腐、野菜などを使います。」だそうですから、良いんですね。
魚醤と白身魚に野菜と豆腐で塩汁鍋です。

今回、ワークショップでは「醤(ひしお)」の勉強をさせてもらいました。

「菌」の専門家の方が持ってきてくれた麹菌のサンプル標本。ワクワクします。

そして正しい魚醤の活用方法を知ることができました。もちろん試食もしましたしお土産ももらいました。

周囲を海に囲まれた日本で魚醤の文化が発展し、各地で様々な魚醤が作られていることもわかりました。

そして、なんと言っても北海道でも色々な魚醤が作り出されているという最近の動向も知ることができて、良かったです。
自分は、「煮干しの標本作り」をしましたが、ワークショップはやはり楽しいですよね。

そして、発酵という化学反応をうまく使ってきた日本の文化は素晴らしいなと気づかされるのです。
夏には寿都町で自分たちと他の数団体がコラボしてワークショップを展開する予定です。大変楽しみです。

このワークショップに合わせて、好例の「たのバラブックス」のNo.8。「煮干しと醤」も書きました。書いているときには色々勉強しますから面白いですよね。通風を警戒しているので煮干しにも警戒しているのですが、今年度の健康診断が1月5日、6日という最悪の日程で設定。体重・肝臓の数値、尿酸値どれをとっても良いはずのないタイミングでいくことになりました。

この本は、本体300円で多分まだ在庫があるはずですw


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