二年ほど前、「いらなくなったカメラとか三脚とか防湿庫とかどう?」と声をかけてもらって、車でもらいに行きました。
CONTAXのカメラとレンズがあって、ずっと気になっていました。しかし、バタバタした毎日で通常のカメラすら触る機会が激減したのです。フィルムカメラにじっくり取り組む時間もなく、残念な感じでした。
高校生が修学旅行でオーストラリアに行くので、写真に期待してるって話をしていると「カメラ貸してくださいよ」という話になったのです。今使ってるメイン機でない方はかれこれ三年くらい電源すら入れていませんし、それこそいただいた防湿庫の中で眠っています。レンズと一緒に貸し出すことにしました。
すると、高校生はやっぱり頑張って練習するのです。色々聞いてこられるので、こちらも再び時間をとって色々やってみようということになります。
そこで俄然気になり出したのがCONTAX用のレンズです。名機といえる Carl Zeiss AG のものなのです。PENTAX用のレンズは色々持っているのですが、Carl Zeissのものはタイミングを逸して購入できずじまいだったのです。そしてここはPENTAX用を作るのをやめてしまって買えずじまいということです。(というより色々なメーカーがもうPENTAX用作るのやめてしまってて悲しい限りです。)
PENTAX製のFA31Limitedというレンズは実に良い感じで映りますし、最近投稿しているカエルやカマキリの写真はLAOWA 60mm Macro F2.8という中国製の謎レンズ。ちなみにこれは「老蛙」と漢字表記するメーカーなんで、うちの若蛙はよく写りますw。
とはいえ、新しいレンズって興味をそそるんです。で、憧れのCarl Zeiss群が目の前にあるんですから、なんとか自分のPentaxで使ってみたいということになるわけです。
マウントアダプターを調べてみましたが、ペンタックス用はありませんでした。海外サイトでは見つかりましたが、相手のレンズごとに色々あるようです。だめかぁと諦めながら、何本あるんか防湿庫から出して並べてみました。Planar2本とDistagon1本とVario-Sonnar2本です。
撮りたいなぁと思ってマウントを見ていると、一本のレンズに「CO/Y-PK」と書かれたものがついています。冷静に考えるとこれは「CONTAX/Yashika–Pentax K」のマウントアダブターじゃないでしょうか?今まで気が付かなかったのですが奇跡的出来事です。
早速そのレンズをカメラにつけてみると無事に装着できることがわかりました。もちろんマニュアルフォーカスになりますし、絞りも手動ですがこれはラッキーです。
マウント変換だけでなく間になにかレンズが入っていますので本来の解像が出せるとは思いませんが、使ってみることができるのはラッキーです。
まずは動かないものを室内で。それにはこいつです。
なかなかいい感じで映ります。アダプターを噛ませているので、アプリではレンズメーカー不明になっています。
動くものはまだこっちの感覚が追いつきませんのでブレブレですがこの光ってなんでしょうかね?
動かないものはもう日没の時間ですがそれなりに写ります。これは明日明るくなってからが楽しみですが天気予報的には最悪な感じらしいですね。
タイミングが良くないなぁ。でもちょっと楽しみが増えました。ありがとうございます。
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