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Don’t you wonder sometimes ?

季節の風景 実験 観察 教材

一枚の写真から

健康のためにというのはおかしな感じではありますが、1日1万歩以上歩くというのを自分に課しています。例えば飲み会があるときなどは余裕でそんな歩数を突破するのですが、出勤日だとしても授業のコマによって帰宅までに1万歩行かないことも案外多いのです。今はPacerというアプリケーションを利用して歩数の管理をしているのですが、これがなかなか秀逸で、仮想空間でどこかを歩いていることにしてくれるので、モチベーションを維持するのに役立っています。

おまけに連続記録更新中となると、なかなか「今日はいいかな」になりません。つまり、「スマートフォンに命令されるんで歩く」ということまで含まれるというわけなのです。

おかげで連続記録は790日ですので、天候のことなどを考えるとなかなか良い感じではあります。

先日、道路の状況はあまり良くなかったのですが、歩数不足のため夜にふらっと歩きに行きました。これだけ回数を重ねると「2000歩コース」みたいに拠点を家とした時のコースが自動的に決まりつつあります。その日は3000歩も足りなかったので、結構歩かなければいけない日でした。

昼には気温がずいぶん上がった日で道路は融雪によってベチャベチャ状態です。でも、日没後にはどんどん気温が下がっていて、ここぞとばかりに除雪車が入った関係で削り取られた雪の表面が驚くほどツルツルです。

この上にうっすら雪が積もるのが最も嫌なパターンなのですが、翌朝は見事にそんな感じでした。

歩いていると近くの学校のグラウンド上空が面白いことになっていました。昼にグラウンドの雪が溶けて空気中に水蒸気として含まれています。それが冷えるのですから、飽和水蒸気量に達して目に見える水滴などに変わるわけです。その日はかなり冷えていましたので、ひょっとすると一気に氷の粒になったものもあるかもしれません。これが翌日の早朝に車の窓や木の枝などについて綺麗な霜になるのです。

こんな感じで、なかなかこういうのが写りにくいスマホのカメラでもわかる感じでした。見た目的にはもっともっと濃いのですが・・かなり真白に見えるということです。

ちなみにこの上の段の写真の左上にはオリオン座が見えています。シャッター開放時間が長かったので、霧状のものが写りにくいということになりそうです。

今回面白かったのはこの投稿後の展開です。まあこれをそれほど考えずにあるところに投稿したのです。「この時間になって一気に冷え込んで、水蒸気が凍る。明日の朝の車の窓は真っ白な予感。幻想的な風景でした。」これが23:52の投稿です。色々ツッコミどころ満載な文章なのですが、なんとなく詩的で良いかなと思ったのですが、フォロアーさんたちに同業種の方達が多いことから、めちゃくちゃ面白い展開を見せたのです。

「水蒸気は凍らないのでは?」「いや、直接凍ることもあるよね」「水蒸気が直接凍ることを昇華凝縮というらしいよ」という感じの流れでした。

すると、左巻健男さんから「今は日本化学会が用語提案の結果、気体→固体は「凝華」っていうんですよ。固体→気体は昇華のまま。」という情報が。こうやって一つの現象からいろいろな情報が集まって、いい加減な文章がどんどん修正されていくのってなかなか面白いですよね。

こういうのがSNSなどの良いところだなと思います。その結果・・・

こういうことですね。寒さと引き換えの風景です。

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