秋葉原を訪れた生徒から、「ハイ、これお土産です」と手渡された小さな袋。中には米粒よりも小さな、チップLEDが数個。初めて見る人は「これ、何かのゴミ?」と思うかもしれません。でも、これが電子工作界隈ではちょっとした宝石。小さいけれど、とてつもないポテンシャルを秘めているのです。

見た目はとても小さくて可愛いのですが、扱いはかなり手強いんです。チップLEDは「面実装部品(SMD)」の代表格で、リード線などの足がありません。つまり、はんだごて片手に基板に直接取り付ける必要があるのです。ピンセットでつまむだけでも一苦労。しかも極性があるので、うっかり逆につけたら光らない。指先の緊張感たるや・・・の前に目がw
しかも、基板なんかないですから、直接コードを半田付けです。
いざ点灯確認。恐る恐る電源をつなぐと……

ピカッ!
まるで「うわー」と声が出てしまうようね一瞬の閃光。「ちっちゃいくせに、なんだこの明るさは!?」と驚くほどの眩しさ。あまりの光量に、夜の部屋の雰囲気が一気に変わるほど。これが**”ルーメンの暴力”**というやつか・・・直接見てしまったので、目が復活するまでには優に5分はかかるやつ。
これはめちゃくちゃ楽しそうだ。さて何に使おう・・・光るアクセサリー?
はたまた教材として、生徒たちに「電子の光」を届けるか・・・アクアビーズの中に入れるのも面白そうだし、レーザーカッターで穴を開けてそこに埋め込んでも面白そう。考えれば考えるほど、チップLEDの可能性は広がります。20個ありますしね・・・


たかが光、されど光。小さな輝きが、これほどまでに創作意欲を刺激するとは。
実際にできるまでは脳の2割くらいは常にこのことを考えてしまいそうな勢いですw

自然科学ランキング