Wisdom96 Blog Version5

Don’t you wonder sometimes ?

実験 観察 教材 旅行記録

午後は塩田で

もうすっかり午後になっていますが、「塩田」に到着しました。ただどうも雰囲気が怪しいのです。がらんとした駐車場に青いナンバーの青いBMWが一台。2シリーズです。
建物は空いているので入ってみましたが何にもありません、進んでいくと事務所のようなものが見えました。覗いて見るとわかり女性が2人。1人はテーブルに足をあげてスマホでゲーム中。もちろんキンキンに冷えた部屋でです。完全なるアウェイでしたが、なんか必死に説明をしてくれています。ここからいけないことはないですが2.5km歩くしかない。おまけにこちらは出口だそうです。そういうことなのかよ・・・だからこんな感じなのか。歩けなくはない距離ですが、外気温は完全に35度とかです。塩田だから遮るものも何もありません。まあそれはそれで面白そうなのですが「入り口」に移動することに。しかもそれにはタクシーが必要な距離なんだそうです。確かにGoogle Mapで見たらとんでもなく離れています。潔くタクシーを呼んで太陽にジリジリとやられました。

そういえばどうりでさっきのタクシーの運転手さんが一時間後にここに迎えに来てというお願いにとんでもない高額を吹っかけて来たわけです。まあでもこれ、お願いしていたら1時間何もないところでただ待っているだけの時間になったわけなのでラッキーと言えそうです。

タクシーが来てくれたので「入り口」に移動です。そこには20元を取るためのチケットセンターがあって納得。ただ、おじさんがものすごい勢いで何かを話しかけてくるのですがもちろんさっぱりわかりません。どうやら「お前たち歩いていく気かのか??」ということのようです。まあそう言われるのも納得の見晴らし。もうほぼ地平線の先に何かがありそうという気分になるくらい遠くに何かあるのです。まあ塩田ですからねぇ。特に何かがあるというわけでもなく「塩田」が広がっているというわけなのです。

まあ、意を決して歩きはじめます。両側で四捨五入すれば2車線になりそうな道。その両側には猛烈に広い「塩田」が広がっています。そんな環境なので道端の植物群も貧相だし、当然昆虫類もほとんどいません。はるか先にある建物群を目指して歩くしかないのです。自分以外の2人は公衆トイレに行ったようですがヤバいレベルだったということです。自分も行きたかったのですがそれは予想できていましたし、水も持っていない中でこの先2kmは歩くだろうと考えると、体内の水分なんて汗として排出されるだろうと思って我慢しました。

それにしても苦行のような歩きでした。1kmくらい進むと道は突き当たり左折できます。そこからまた1kmくらい先に売店らしきものや、塩田を展望できそうな台が設置されています。ただ、海水をどんどん入れたばかりで看板に出ているような藍藻類などで赤っぽい色がついているわけでなく、ただの水。そして塩ができて白いウユニ塩湖のようになっているわけでなくただの水です。

展示用風にせまい池のようなところの水は若干赤っぽくはなっていました。木の枝がまるでハルキゲニアのように見えています。


でも救世主が現れました。それは営巣期のカラスのようにしつこく付きまとうアジサシたちです。別にただ歩いているだけなのにずっと鳴きながら集団で付いてくるのです。時々焼尻島で見たツバメよりはずっと遅く飛ぶツバメもいますが、メインはやっぱりアジサシです。

左折後ようやく目的地の小屋がある場所に到着しました。すると現地のおじさん・・・あとでこのおじさんに感謝することにはなるのですが・・・が話しかけてきます。全然分からないので、AIに処理させてみましたがまさかの「詐欺ですって言ってます」て出る始末。なんだか分からずじまいでしたが、まあ飲み物を買えそうな自動販売機と展望台的なのがありましたので行ってみることにします。

展望台は予想通り・・ただ海水が溜まった区画を見せられるだけ。せめてもの思いということで、足ものと「元水たまり・・・アジサシの足跡付き」の表面の白っぽいところを舐めてみましたが塩っぱかったです(当たり前)。
まあ、もう少しリサーチして藍藻が猛烈に増えている時期に再訪かな?そうかなぁ・・・?。

遠くにはこんなかんじで塩が山にされて展示されています。時間の関係という事にして今回はいきませんでした。でも今考えて見るとどのくらいのサイズの結晶になっているのか見に行くべきだったよな、どう考えてもと反省しています。

気を取り直して売店がありそうな場所に戻ります。まあ、今までの距離と比較するともう目の前です。売店だと思いましたが自動販売機が2台。しかも片方は停電中。Wechatpayを使いたすぎて水を購入・・・と思ったらまさかの「塩」が出てきました。

もう無人なのでどうしようもありません。番号押し間違えです。まあここの塩なので興味はありますが、過去一ミニマムな荷物で来ているにでこんなところで荷物を増やすわけにはいきません。現地の案内人にプレゼントw。素子ももう一つ見えていたのが野生鳥類保護センターでした。傷ついた鳥たちを保護している感じです確かに羽が折れているような鳥たちが集まっていました。ハシブトガラスがいましたがちゃんと喋っていました。現地語ですが・・・鳴き声を小さくするのとか覚えてくれるなら飼ってみたい鳥の一つです。

さて問題はここに車が乗り入れできないと知ったことです。もう一度来た道を戻るのかぁ・・・割と絶望的。
そんな救世主登場。展望台に行く前に「詐欺師です」って翻訳されたおじさんが強引に車を着て良いという計らいをしてくれた(よう??)なのです。しばらく待っていると本当に車が来てくれて無事塩田を後にすることができました。

そのまま車で宿の近くの巨大ショッピングモールへ。施設内を全て見てというのは不可能です。塩田3往復分歩かなければ行けなさそうなので、まずは火鍋の店で夕食を。日本だと鍋って季節ものですが、こちらはそんなことないんですね。まあ、ここは空調も効いているので全然問題ありませんが、辛くて美味しかったですw。
そういえば自分は昼から一度もトイレに行っておりませんでした。オーダーしてすぐにトイレに行こうとしたんもですが、ここでもトイレは2階に設置。しかもめちゃくちゃ遠くにありました。油断するときっと戻ってこれない感じの離れ具合です。

食後にはスーパーマーケット部分の生鮮食料品コーナーへ。豊富な品揃え、実に新鮮で美味しそう、興味をそそる見たこともない食品群・・・ということでここでも中国恐るべし。凄いです、全く。
切り身でもうってたら食べてみたかったこんな魚も生きたまま売られています。耳石が欲しいです。

で、落花生もやしとこんなみたことないお酒を購入して宿に戻りました。
飲みながら落花生もやしの炒め物を作って食べましたがこれはもうめちゃくちゃ美味しかったです。葉柄部分の甘みがすごいです。帰国後には「自作」しかないなと思いました。

自然科学ランキング
自然科学ランキング

Visited 22 times, 1 visit(s) today