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物価の優等生「鶏卵」が不良になった?

60年くらいずっと同じような価格だったので、「優等生」といわれています。ところがここに来て、鶏卵の価格「まで」高くなってきているということで大騒ぎ。優等生がグレはじめたらもう学級崩壊ってやつですからね。日本の崩壊ってところまで来たということなのでしょうか?

海外からの飼料代の高騰や輸送費の高騰
コロナによる影響での需要量の問題
そしてここに来て強烈に効いているのが鳥インフルエンザの影響です。

1989年からの鶏卵の価格の変化はこのような状況です。
たしかに比較的安定しているということは言えそうです。ただしこれはそれぞれの年のM玉1kgあたりの平均価格です。

去年12月に野村農林水産大臣は「年明けには価格は低下する」という見通しを示していたのですが、実際にここ一年間の月間の数値で見てみると、「あ〜あっ」てなってしまいます。

これもう際限なく上がるんじゃないかって気分になってしまいます。

ネパールの野良ニワトリ…w丈夫そう

最大の原因、鳥インフルエンザのフィルスは野鳥が運んでくることが多いため、外から野鳥が入ることができないよう金網を張ったり、消毒用の石灰を鶏舎の周りにまいたりして感染対策をしています。そういえば、この関係もあって、和歌山県の動物園では、鳥類の展示がありませんでしたし、多くの鳥が殺処分になっていました。

もちろん、野鳥以外にもネズミなどの小動物がウイルスを運んでくる可能性があります。ひとつの養鶏場でたった2~3羽でも感染したニワトリがでてしまうと、養鶏場のすべてのニワトリを殺処分しなければならず、たまごが生産できなくなるということです。
現に鳥インフルエンザの感染は2月10日時点で25道県で確認。約1478万羽が殺処分の対象。過去最多です。

もちろん卵を産むことができるようになるには最低でも半年程度の日数がかかります。
前回の牛乳問題でも書きましたが、農林水産省の人たちは、牛乳は水道の蛇口のように、卵はまるでパチンコ台のようにガチャガチャ出てくるとでも思っているのではないでしょうね?

野村農林水産大臣は「鳥インフルエンザが収束したところは、再生産に向けてヒナを導入したりしている。もうしばらくすると、たまごが市中に出回って、価格も下がってくるのではないかと、神頼みみたいなことを思っております」ですからね。パチンコ的ですね(号泣)

一番下の写真、茹でる前にガンガン回転させて卵黄を破壊してできあがったらまるで茶碗蒸しのようなゆで卵ができる実験ですが…もう高すぎてこんな実験できなくなりますね。


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