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実験 観察 教材

珪藻土を見る

理科のメンバーで「珪藻土」の話になりました。
七輪の多くはこの「珪藻土」でできています。
珪藻土というくらいですから想像できるように「珪藻」が元になってできているのが珪藻土です。
珪藻土というのは、藻類の一種である珪藻の殻の化石でできていた堆積物です。ダイアトマイトともいいます。ケイソウの殻は二酸化ケイ素で分解されにくいので、堆積岩になるのです。

これにニトログリセリンを染みこませたのがダイナマイトです。鉱物名がダイアトマイトなのでひょっとしてこれに関係あるのかなってなりそうですが、ダイナマイトの語源は「力」という意味のギリシア語だそうです。

珪藻土関係の実験はこの後色々やっていこうと思っていますが、まずは「元生物」というのを確かめるための観察です。
これ、簡単にできるのですが、あまりやっている人がいないようなので、参考までに。

まずは珪藻土を乳鉢ですりつぶします。そして懸濁液を作って境界あたりをピペットで吸い取ってスライドガラスにのせます。
乾燥させて観察で十分ですが、ここでバルサムなどの封入材をかけると屈折率の関係で見えにくくなってしまいます。

直接薬匙で岩石を削ってもみれると思います。産地で色々違うと思うので、それはそれで楽しみですね。
ちょっと理科のサークル的な動きも再稼働できそうなので、そこで色々突き詰めたいなとは思います。

いつも言っていたことですがこういうのって「文化の伝承」なんですよね。自分で生み出すことなんてそう簡単にできることではないのですが、掘り出して改変することはできるはずです。


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