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Don’t you wonder sometimes ?

つぶやき 実験 観察 教材

20年間を経ても

Facebookで、「**年前の今日」こんなことがありましたというような表示が出て「懐かしい〜」とか「美味そう〜」などとなったり、「今日は**さんの誕生日です」とか出てきて便利な機能だよなとか思ったりしています。

今回、引っ越しをしましたが、その時気になっていて捨てられなかった物のひとつがやはり「懐かしい教材教具」だったりします。きっと使わないのになと思いながら石や砂がまだ部屋に沢山あって地味に困っていますw。

そんな物の一つに随分色々な経験をさせてもらった千歳市立駒里小中学校時代の活動の名残です。当時は農園で色々な野菜を作っていました。それを交通安全運動の為に活用したり、人数が少ないながらも活動量は多かったバドミントン部の活動資金にするという活動になっていました。

それほどメジャーでもなかったヤーコンなんかは、一年目こそ苗を買いましたが、その後はその苗を育てた後の塊茎を翌春まで保管して植えるという圧倒的な効率の良さを構築できましたw

その甲斐もあって、高価なシャトルに困ることなくたくさん練習できたのも良い思い出です。

その時、サツマイモ博士と言われていて梅村芳樹先生と縁があって、学校の農園で色々な品種…というかもはや雑種のサツマイモを植えていました。甘いのか、そうでもないのか、ほくほくになるのかならないのか、色はどうなのかもさっぱりわからない物を継続栽培することで、品種改良ってこうやってやるのねとか知ることができてめちゃくちゃ面白かったんです。

梅村先生のことはこちらに詳しく出ていました。ご冥福をお祈りいたします。

何と、その時収穫した種子が謎の数字を書き込んだ封筒に保管されていたのです。

以前から気になってはいたのですが、何故か新しい職場に持ってきて、机の引き出しに入れてあったので、理科室で一袋の一部だけを植えてみました。

種子の採取からまさかの20年経過しています。保管方法は究極のずさん。ただ学校名の書かれた封筒に入れておいただけ。ちなみになんとなくうっすらとカビすら生えているようなレベルです。

土に撒いてしばらく経過すると何と2個だけ発芽してきたではありませんか。発芽率は2/20なので10%。20年経過したことを考えると凄いなと思います。

まだ他に2つの封筒がありますので、21年目にならないように植えてみようかなと思いました。

ただ、もう時期がちょっと遅いんですよね…とか言っていますが、実は去年サツマイモを収穫したところからもらった「茎」はまだ生きていて、こういう保管方法もあるよなとは思っています。

ハスの種子が猛烈に長生きで、世界最古のハスと言われる大賀ハスに至っては2000年以上も前の物が発芽したんだって話です。まあ、ハスの種子のあの硬さからいけば確かに強そうだとは思いますが…。

サツマイモってヒルガオかなので、発芽した種子の様子はこんな感じです。完全にだれもが経験したアサガオの発芽実験観察のときに見たあれなんですよ。

ただ、見てわかるように左の個体は子葉が二枚くっついてしまっていて、きっとこれで終了の予感です。なんとか左の個体を生きながらえるようにしたいと思いました。

節がもう少し出てきたら、専門家に栽培を委嘱しようかとも思っています。そしてこの個体の種子が欲しいですw。いやもちろんイモができたらもっと嬉しいのですがね。

ということでhttps://nokabegin.net/2214.htmlここの記述から考えるとサツマイモは「長命種子」というよりは「超長命種子」になりそうです。

タネは湿度20〜25%、温度5℃以下で保存してくのが理想で、これより湿度が1%上がると発芽率は半減、温度が5℃上がったときも半減します。(ハリントンの法則)

ってのがあるのですね。そう考えると奇跡的な生存力ですね。

うまく収穫できたら「ど根性イモ」ってことで売り出せるのでは?

確実に伸びているのでめちゃくちゃ嬉しいです。

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