生徒たちの引率で東京に移動しています。
先々週はイベントのために秋田に移動しました、
この間に、後期中間試験がありましたので、問題を作成しなければいけませんでした。ちょうど「光」「音」「力」の部分でしたが、せっかくなので圧力の学習も一緒に済ませました。どうせ、来年度には大気圧の学習をしますし、Nという単位よりもhPaの方が認知度も高く、一気に学習した方が「力」と「圧力」の根本的な違いも理解できそうですから・・・
ということで、どんな圧力の問題を作ろうかと考えていて思いついたのが飛行機の中での気圧の変化でした。
生徒たちのiPadのもPhyphoxという無料のアプリケーションを入れてあって、校内のエレベーターで移動した時の重力の変化や気圧の変化も確認していたので面白そうですしね。
前回の秋田便で実際にデータをとって出題はしたのですが、今度は気になるのが他の便での変化も同じような感じになっているのかです。
秋田便はボンバルディアのプロペラ機で、距離の関係もあってそれほど高度も上がっていないでしょうが、今回の東京便はもうすこじ飛行時間も長いですからね。
ということで、離陸直前の滑走路から30分間のデータを取ってみましたがこのような変化です。前回の秋田便とほぼ同じ。水平飛行時は815hPa程度です。
(これは計算すると標高2000mくらいの気圧に匹敵しますので、機内で当然調整しています、おそらく外気圧は350hPaくらいです。)
飛行機には圧力隔壁もありますので、この程度に収束するようになっているのでしょうね。色々納得の結果です。空調も強烈ですしね。
前回の反省を活かすことができなかったのは少し残念。
それは通してデータを取れなかったことです。
バッテリー残量を気にしてしまったことと、今回はカメラを持ってきていないため、スマホでの撮影になるため、どうしても通しのデータを取ることができませんでした。
昨日の夜中まではMacBookをやめてiPadを持っていこうと思っていたのでそれで行けるはずだったのですが、朝になってからある本の原稿をチェックしてもらっていることを思い出して、その確認のためにiPadからMacBookに変更したのが運の尽きですw
まあ、このようなチャンスはまたあるでしょうから次回への課題ということで今回は納得ということにします。
そうそう、今回は久しぶりにBoeing777。しかも残念なことに27番で翼の真上。でも、タイミングよくこのような風景も見られたのでよしとします。
これ見えたらデータより優先してしまうのは仕方がないですよね。
ここにきて実験するのは「北海道って寒いんだね」です。
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