となるのではなく、それを抑制するために補助金を出すって事なんですね。100億円程度。
もう素人目から見ると究極の場当たり対策のようにしか見えません。
輸入コムギ価格は過去最高の1トンあたり76750円だそうです。値上がり価格はまさかの5.8%。
この直撃を受けそうなのはうどん屋さんとかパン屋さんですが、間接的に様々なところにも影響が出そうです。
農水省が言うことを信じるとすると、「食パンの小売価格に占める小麦の割合は8%」なのだそうですが、これは暗に「まさか食パンの価格上げないよね?」とかいっているのではないでしょうね?
コムギとイーストと水だけあれば食パンができるとでも思っていそうで心配になります。砂糖やバター、燃料費の高騰もありますから「価格を維持」なんてできないくらいわかりますよね?
もう食料自給率を向上させる努力を真剣にした方が良いのではないかと思うのですがどうなのでしょうね?
「新米」を喜んで購入して「やっぱりおいしいよね」という感想があるということはその裏には売れ残った古米があるように、コムギは備蓄しているはずですから、備蓄してあるコムギを有効活用しながら、国産コムギの割合をどんどん高めていく方策をとったら良いのになと思います。
国内の農家の方々や酪農家の方々を散々痛めつけておいて、なんだかげっそりしてしまいそうな話が連続して嫌になってきます。
輸入小麦が大幅に値上がりすれば、国産小麦の割安感が強まって、国産小麦の優位性が高まるはずなのに、輸入の方にどんどん補助をするのは何でしょうね?
最近は北海道でまで梅雨みたいな天気が続く日本では、雨に弱いコムギを安定して栽培するのはちょっと難しいのかもしれません。もちろん不作のリスクはあるのでしょうが、単年度で見るのではなく、長期的な視点に立たなければいけないような気がします。
ということで農林水産省のページのデータを抜粋して表にしてみました。
主食になりそうな、そして圧倒的な米を入れても4割切ってるんですね。
飲用の牛乳は流石にすべて国内生産ですが、もうなんか米とその牛乳以外は他の国に頼りすぎですね。
そして牛を処分したら**万円とかいってたって、乳製品向けの牛乳はこんなに輸入しているんですね。どうなってんのこれ?どっち向いて農政をしているのかわかってしまいますね。わかりました、じゃあ全牛処分しますって全酪農家さんがやったらどうなるのか考えたこともなさそうというかそうならないことをわかっているからこその展開のようでイライラしますね。
それって自分たち教員の世界にもあてはまります。どんなに酷い話だとしても「どうせあいつらははたらくから大丈夫」って思われていますからね。「子どもたちのために頑張りますよね?」って。
だってこれですからねぇ。もう教員の労働って何?って感じです。
攻撃のためにお金をつぎ込むのではなく、第一次産業には本当にしっかり展望を持ってお金をつぎ込んで欲しいものです。あとは公立の学校の教員をもう少し丁寧に扱わないと…。
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